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venvを使用したテスト環境

pyhton3系のvenv(Pythonの仮想環境)を使用することで、
例えば、現状の環境構築を汚すことなく、plug-ins や拡張機能等のバージョンアップをテストして、
不具合等を予め確認出来る、という機能があります。

例えば、以下のようなケース。。

mkdocs material のVersion: 4.6.3を使用
5.5.14にアップグレードする事で今までの仕様が崩れそうで不具合が生じるかも、と考えると不安
不具合が生じない様に出来る術を、具体的に調べたい。

以下のような方法があります。

  1. バージョンアップに先立って、現在のサイトのバックアップを取ります。
    これにより、アップグレード後に問題が発生した場合でも元の状態に戻すことができます。

  2. MkDocs Materialのドキュメントやリリースノートを確認し、アップグレードに伴う変更点や修正内容を理解します。
    特に、既知の不具合や非互換性の問題に関する情報を探します。

  3. アップグレードを行う前に、現在のプラグインやテーマとの互換性を確認します。
    MkDocs Materialの公式サポートやコミュニティフォーラムなどを活用して、他のユーザーの経験やフィードバックを探してみましょう。

  4. アップグレードを行う前に、開発環境やテスト環境で新しいバージョンを試してみます。
    アップグレード後のサイトの外観や機能に問題がないかを確認し、必要な修正や調整があれば行います。

  5. アップグレード後に不具合が生じた場合、MkDocs MaterialのGitHubリポジトリやサポートフォーラムで報告します。
    開発者や他のユーザーとコミュニケーションを取りながら問題を解決することができます。

  6. 必要に応じて、アップグレード後のサイトのスタイルやレイアウトを微調整します。
    新しいバージョンではデフォルトのスタイルやテンプレートが変更されることがありますので、それに対応するためにカスタマイズを行います。

当ページでは、この中でも、
4.のアップグレードを行う前に、開発環境やテスト環境で新しいバージョンを試す
ことについて述べます。

venv(Pythonの仮想環境)を使用して開発環境やテスト環境で
新しいバージョンのMkDocs Materialを試すことができます。
以下に手順の例を述べます。

結果を先に述べると、

結果

結果を先に述べると、
バージョンアップしてみると、レイアウトや仕様が大きく崩れました。
よって、テスト環境構築でのテスト実行での不具合を確認できたため、
mkdocs material のVersion: 5.5.14
へのバージョンアップへの試みは諦めました。

参考:venvの使い方をChatGPTに聞いてみた!!

■環境の構築

  1. ユーザーにより、任意の箇所にテスト用のフォルダ作成を行う。
    cd C:\Users\███\work
    ここでは、workフォルダ直下にテストの環境を構築しています。
  2. まず、Pythonの仮想環境をここへ作成します。適当なディレクトリで以下のコマンドを実行(Windowsの場合)
    python -m venv myenv
    ここでは、workフォルダ直下にテストの環境をmyenvと命名して構築しています。
    クリックで拡大

■環境内でインストール

  1. 仮想環境をアクティブにします。以下のコマンドを実行(Windowsの場合)
    myenv\Scripts\activate
    仮想環境がアクティブになったら、図のように、
    (myenv) C:\Users\███\work
    と、表示が変化します。
    カレントがmyenv環境下に居ることを表しています。
    クリックで拡大

    MkDocsをインストール出来る準備が整いました。
  2. 仮想環境がアクティブなので、MkDocsをインストール出来ます。以下のコマンドを実行します。
    pip install mkdocs-material==5.5.14
    参考:venvの使い方をChatGPTに聞いてみた!!
    これにより、MkDocs Materialのバージョン5.5.14がインストールされます

■環境内でテスト実行

  1. あとは、実際の実行したいmkdocs.ymlファイルがある階層までたどり、
    cd C:\Users\███\work\mkdocs\tech_memo\docs
    クリックで拡大

    いつもどおり、mkdocs.ymlの実行
    mkdocsa serve
    等を行い、編集作業を、仮想環境 myenv 内で進行してゆきます。
    e.g.): 再度 mkdocs gh-deploy 操作 等ページへ移動

    ポイント!!

    仮想環境 myenv 内であること!!
    (myenv) C:\Users\███\work

■環境内テスト実行終了のため、環境を抜ける

  1. 仮想環境を非アクティブにします。以下のコマンドを実行(Windowsの場合)
    deactivate
    クリックで拡大

■補足

Terminal or PowerShell 操作チート ページの 応用編も参照してください。
用途説明しています。
Terminal or PowerShell 操作 応用ページへ移動


以上



最終更新日: 2024年4月18日 09:56:47